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肺音中の異常音検出方法の開発

 お医者さんは患者さんの胸に聴診器を当てて呼吸音や心拍音を聴診し、さまざまな症状を調べます。
この中でも肺音(呼吸音)からは、呼吸器系の疾病に関する情報が得られます。現在日本で、呼吸器系の疾病によって亡くなる方は年間17万人にのぼり、これ は年間死亡者数の15%に及びます。
 疾患の早期発見が重要なのですが、離島や過疎・高齢化が進む地域では適切なタイミングで病院での診断治療を受けることが難しく、大きな問題となっていま す。

 そこで私たちは、体脂肪率計や血圧計などのように、自宅で手軽に肺音の検査ができ、その異常を早期に発見できる肺音検査システムの研究を行っています。
 これまでに、多くの患者さんやボランティアの協力によって肺音を収録したデータベースを作成し、異常音と正常肺音の特徴の違い(肺音の周波数やエネル ギーの変動を利用します)から異常音を検出する方法を研究しています。

 また、このデータベースを活用して、医学生や看護学生を対象として、肺音の聴診トレーニングの支援システムの開発も目指しています。

                                

   
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