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学科の特徴・概要
学科の教育活動
学科の特徴
 情報システム工学科は平成10年4月に電気情報工学科を母体として新しく作られた学生数50名の学科です。
 本学科ではコンピュータやインターネット、そしてその上で動作する様々なソフトウェアに関する教育と研究を行っています。
 半導体集積回路(LSI)からプログラムそしてシステムまで、ハードウェア教育とソフトウェア教育の双方を行い、 また数学などの基礎分野の教育にも力を注いでいるため、高度情報化技術(IT)を必要とする幅広い分野への就職が可能です。
 本学科は平成14年 3月に初めての卒業生を送り出しました。 彼らは日本電気、東芝、富士通、松下電器、キヤノンといった電子機器製造の大手からPAL構造といった地元の有望企業、 プレイステーション2のLSI製造で有名なSONYセミコンダクタ九州などの地元の大手子会社へ就職し、社会人としてのスタートを切っています。 一方、卒業生の約4割は大学院へ進学し、高度な専門知識と研究能力を身につけるための鍛錬を開始しています。 情報分野への就職では大学院修了者の方が幾分有利のようです。

学科の概要
* 本学科は「計算機工学講座」、「数理・応用ソフトウェア工学講座」「情報応用システム学講座」の3つの大講座から構成されています。

* 計算機工学講座はコンピュータやインターネットそのものを研究対象としており、LSIの構成法やインターネット上での並列分散動作などに関する研究成果があります。
 論理回路、計算機アーキテクチャ、情報ネットワーク、オペレーティングシステム、データベースなどの科目は本講座の教官により授業が行われます。

* 数理・応用ソフトウェア工学講座と情報応用システム学講座は情報処理を定量的かつ厳密に扱うための情報数学とマルチメディア処理を研究対象としており、 高度な数学理論に裏付けされた暗号技術によるインターネットの安全性の向上や文字認識、さらに DVDプレーヤなどに使われる画像圧縮技術に関する研究成果があります。
 基礎数学、情報数学、プログラミング演習、ディジタル信号処理、パターン認識、マルチメディアデータ工学などの科目は、 本両講座の教官により授業が行われます。

計算機工学講座
 コンピューターやインターネットそのものを研究対象とする。
 LSIの設計法、設計自動化、新しいコンピューターの構成法、インターネット上での並列分散動作、分散ファイナルシステム、 マルチエージェント処理などに関する研究成果がある。

数理・応用ソフトウェア工学講座
 情報処理を定量的かつ厳密に扱うための情報数学と、音声認識、画像認識、大規模データからの特徴抽出などこれまでの情報処理の範囲を拡大する技術を研究対象とする。
 高度な数学理論に裏付けされた暗号技術によるインターネットの安全性の向上や画像認識、文字認識、筆跡鑑定、データベースのクラスタリング、画像データベースの自動索引付けなどに関する研究成果がある。

情報応用システム学講座
 ブロードバンド・インターネットや次世代テレビ、 DVDの主要なアプリケーションである高画質動画像/高忠実度音声の蓄積伝送を可能とするディジタル圧縮・蓄積・伝送・システム技術を研究対象とする。
 DCT画像圧縮技術やフラクタル画像圧縮技術、分散型映像ネットワーク技術などに関する研究成果がある。