小林透教授が総務省の「戦略的情報通信研究開発推進事業 (SCOPE)」に2期連続採択の快挙!!(2018年5月9日)

小林透教授が申請していた「ソーシャルメディア仲介ロボットによる認知症自動診断予防システムの研究開発」が、総務省の「戦略的情報通信研究開発推進事業 (SCOPE)」の平成30年度研究開発課題に採択されました。総務省の「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」 は、情報通信技術(ICT) 分野において新規性に富む研究開発課題を大学・独立行政法人・企業・地方自治体の研究機関などから広く公募し、外部有識者による選考評価の上、研究を委託する競争的資金です。これにより、未来社会における新たな価値創造、若手ICT 研究者の育成、中小企業の斬新な技術の発掘、ICT の利活用による地域の活性化、国際標準獲得等を推進することが目的です。
今年度は、全国から147課題の応募があり、51課題が採択されました(採択率:34%)。小林透教授は、平成27年にも、「指先ひとつで社会とつながるソーシャルメディア仲介ロボットの研究開発」というタイトルで、SCOPEの採択を受けており、2期連続の採択となりました。今回、採択された課題は、高齢者とロボットとの自然な会話の中で、認知症の診断を人工知能が行い、異常があれば、SNSを活用してケアマネージャ等へ通知するというものです。これにより、一人暮らしの高齢者が知らず知らずに認知症を発症し、周囲が気づいたときには、手遅れになってしまうことを防止します。また、ビッグデータを活用し、認知症予備軍の高齢者に対して、ロボットがその予防を働きかけることが特徴です。
本事業の採択により、今後3年で最高2,300万円の外部資金を得て、大きな社会問題となりつつある認知症という課題にIoTと人工知能を融合させることで取り組みます。今後の研究成果にぜひご期待ください。
総務省、戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の平成30年度研究開発課題の公募の結果

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