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次世代自動車の付加走行音デザイン

 近年,ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)等の次世代自動車が急速に普及しています。 音響的観点では,これらの自動車は走行音が静かであるという特徴を持ちます。この静音性は,道路交通騒音対策の 一つの到達点として歓迎される一方で,新たな問題が指摘されています。
 
 歩行者にとっては,車両の存在や接近に気づきにくいという問題が指摘されています。 運転者にとっても,走行音は車両の運転状態を知ることやスピードのコントロールのために重要な情報源です。 そのために,駆動系に由来する機械騒音ではなく,新規にデザインした音をスピーカ等から鳴らすという全く 新しいアイデアが考えられています。 これには,歩行者に対する接近通知装置として,各国で議論されているものも含まれます。

その場合,どのような音をデザインすると,歩行者にとって分かりやすい, または運転者にとって使いやすく価値のある音になるでしょうか? もしくは,道路沿線住民の騒音被害を低減させられるでしょうか? このような疑問に答えるためには,いくつかの課題に対して答えを見つけ, それを積み重ねたデザインコンセプトを練ることが必要です。

研究室では,そのための音響心理実験の実施や, 実験のためのシステム(ドライビングシミュレータ等) の開発などを行っています。

                                  

関連論文 ※論文は学内からのみ閲覧可能です
    2013年度
      ドライビングシミュレータを用いた次世代自動車の付加走行音の周波数変化が加速感に与える影響の研究 (修士論文)
   
関連情報
      静かな車(Quiet Vehicle)の音に関する研究
   
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