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サイン音の自動識別 / 擬音語を利用した音源識別

 音源識別処理(上記テーマ)では、音響的特徴から音をいくつかのカテゴリ(音声、音楽、雑音など)に 分類することを考えています。ところで、人間が音声以外の音を認識するときにはどのように認識するでしょうか?例えば、ドアノックの音と、体育館でバス ケットボールを撞いた音はどちらも個体同士の衝撃によって主にドアや床が振動することによって発生した音です。ドアを引く音や、バスケットシューズが 「キュッ」と滑る音とは異なる音響的特徴を持ちます。しかし、「コンコン」というノックと「ドンッ」というボールの音はずいぶん違います。ドアノックでも 「ドンドンドンッ」と「トントン」ではドアの向こうの人の印象が違います。このような、擬音語表現によって音源を識別することでさまざまな音をカテゴライ ズする過程を、計算機で実現することを考えてみます。
 
 また、サイン音(家電製品などの「ピーピーピー」というようなお知らせの電子音)は、同じ音色で「ピピピッ」と注意を促したり、操作の受け入れを 「ピッ」と知らせたりします。先ほどのドアノックでも「トン、トン」と「トトトトトン!」では伝えるメッセージや受け取る印象が異なります。このように様 々な音を擬音語で識別・表示することができれば、単に「ドアノック」「衝撃音」などと表示するよりずっと豊かな情報が伝えられる可能性があります。

                                  

関連論文 ※論文は学内からのみ閲覧可能です
    2007年度
      擬音語表現の特徴を考慮したサイン音識別手法の検討 (卒業論文)
    2008年度
      サイン音の自動擬音語化における母音表現に有効な音響特徴パラメータの検討 (修士論文)
   
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