情報工学コースからのメッセージ

2015年、本コースは「知識循環型社会の実現」を目指すべきゴールに設定しました。スマートフォンやウェラブル端末はもとより、これまでネットワークにつながらなかった家電等、様々なモノがネットワークにつながる(IoT:Internet of Things)ようになり、人々の行動に伴う多くの情報がクラウドに蓄積可能になってきています。今後は、それを人に役立つ知識として、安全に人々に還元する仕組みが重要となります。そこで、本コースでは、クラウド上の大量の情報から「人にとって有用な情報を知識として抽出する仕組み:データサイエンス」、「抽出した知識を人の創造的な活動に活用する仕組み:知的ネットワーク」、「抽出した知識を必要とする人に安全に届ける仕組み :情報セキュリティ」の3つの研究領域に注力します。具体的には、本コースがこれまで培ってきた先端的ハードウェア、ソフトウェアの基盤技術をベースとして、これら3つの領域に特化した先鋭的な研究活動を展開します。本方針に基づいて、教育カリキュラムも2016年度の入学者から大きく変更しています。これにより、大学院修士課程修了までに社会で待望されている優れた「データサイエンティスト」、「ネットワークスペシャリスト」、「セキュリティスペシャリスト」を養成します。また、地方国立大学として長崎地域にこれまで以上に貢献をするだけでなく、グローバルな研究教育活動に邁進していきます。あなたも情報工学コースで輝く未来を創ってみませんか?